2026.08.26
杉並にドッグランを。開設から2年半、さらに愛される場所へ
「杉並区にドッグランをつくってほしい」
これは、私が区議会議員時代に、地域の皆さんから数多くいただいた声の一つでした。
当時、杉並区にはドッグランがありませんでした。
東京都内には多くの都立公園がありますが、ドッグランが設置されている公園は限られており、都としても新たな設置は難しいという状況でした。
しかし、犬と暮らす方が増える中で、「犬を思い切り走らせてあげられる場所がほしい」という声は決して小さなものではありませんでした。
私自身も当時、保護犬を新しい家族として迎え入れた一人でした。だからこそ、愛犬と暮らす皆さんの思いを身近に感じていました。
そこで、区議会公明党の皆さんとも連携し、東京都や杉並区に粘り強く働きかけました。
そして、都立和田堀公園に東京都が土地を提供し、杉並区が整備する形で、ドッグランの設置が実現することになりました。
2024年3月30日。
杉並区立ドッグラン広場が、和田堀公園の松ノ木エリアに開設されました。
約1,500平方メートルの広さがあり、小型犬エリアと中・大型犬エリアに分かれています。自然の土や草地が広がり、木陰もあります。中・大型犬エリアには起伏もあり、犬たちが思い切り走ることができる環境になっています。
開設から、まもなく2年半。
利用されている方からは、「広くて気持ちがいい」「緑の中で犬を走らせることができる」といった声も聞かれ、おおむね好評をいただいていると感じています。
事前登録制ということもあり、利用者のマナーが概ね良好で、安心して利用できるという点も大切なところです。
一方で、実際に利用する中では、改善してほしいという声もあります。
例えば、自然の土や草地だからこその良さがある一方、雨の後には足元が泥で汚れやすいこと。休日や時間帯によっては混雑することなどです。
せっかく皆さんの声から生まれた施設です。
「つくったから終わり」ではなく、「もっと使いやすく、もっと愛される場所にしていく」ことが大切だと思っています。
また、私がドッグランの整備を求めてきた理由は、日常の楽しみだけではありません。
災害時には、ペットを連れて避難しなければならない方もいます。
東日本大震災では、福島県で被災した犬が東京都動物愛護相談センターで保護されました。災害が起きたとき、飼い主とペットが安心して避難できる環境を、平時から考えておくことは重要です。
平常時は、犬たちが伸び伸びと走ることができる場所として。
そして、災害時には、ペットとの避難を支える場所の一つとして。
ドッグランには、単なる「犬の遊び場」にとどまらない役割もあると考えています。
私は、こうした取り組みを通して、人と動物がともに安心して暮らせる杉並をつくっていきたいと思っています。
これからも利用されている皆さんの声をしっかり伺いながら、必要な改善について区に働きかけてまいります。
そして、犬を飼っている人も、飼っていない人も、お互いに気持ちよく暮らせる地域を目指して。
「人と動物との共生のまちづくり」を、これからも一歩ずつ進めていきます。