2026.08.15
お盆、久しぶりの故郷・大阪へ――88歳の母に会って

お盆で、久しぶりに故郷・大阪へ帰りました。
私の故郷は大阪市平野区。
今年12月で89歳になる母が、今も一人で暮らしています。
今回、実家に戻って改めて驚いたのは、母がとても規則正しく生活していることでした。
介護保険のサービスも使わず、ベッドも使っていません。毎朝、自分で布団を上げ、夜にはまた布団を敷く。食事も朝・昼・晩、自分でつくっています。野菜を中心に、油にも気を配り、オリーブオイルやアマニオイルを使っているそうです。
認知症予防のために、昨日何を買ったのかを思い出してノートに書くことも日課になっています。
「自分のことは、自分でやる」。
そんな母の強い意志を感じました。
その姿を見ながら、子どもの頃のことを思い出しました。
私の父は病気を患い、思うように働くことができませんでした。その父に代わって、母は朝から晩まで働いていました。
家に帰ってきても、休むことはありません。
父は病気で体がだるく、母が毎日のように父の足を揉んでいました。
子どもの私にとって、その光景は当たり前の日常でした。
でも、今になって思います。
母は、本当に大変な生活を送っていたのだと思います。
家族を支え、働き、病気の父を介護し、子どもを育てる。
弱音を吐くことなく、毎日を生きていた母の姿が、今になって自分の心に強く残っています。
そして今回、母と過ごして感じたことがあります。
母には、「子どもには絶対に迷惑をかけたくない」という思いが、とても強くあります。
だからこそ、できることは自分でやる。
毎日の生活リズムを崩さない。
自分の健康にも気を配る。
その姿勢には、母が長い人生の中で身につけてきた生き方そのものが表れているように感じました。
もちろん、88歳です。
以前に比べれば、やはり歳をとったな、と感じる場面もあります。
それでも、朝起きて、食事をつくり、買い物に行き、布団を上げ下ろし、一日一日を自分の力で暮らしている。
その姿を見ていると、親が元気でいてくれることのありがたさを、改めて感じます。
一方で、「子どもに迷惑をかけたくない」という思いが強いからこそ、家族が遠慮なく支えられる環境も大切なのだと思います。
高齢になっても、できることは自分で続けたい。
でも、できなくなったときには、安心して誰かの力を借りることができる。
そんな社会であってほしいと思います。
久しぶりに帰った大阪。
懐かしい街並みの中で母と過ごした時間は、私自身がこれから何を大切にしていくのかを、改めて考える時間にもなりました。
母には、まだまだ元気でいてほしい。
そして、これまで家族を支えてくれたことに、改めて感謝を伝えたいと思います。
おかん、いつまでも元気でいてください。