2026.09.14
一人で二頭飼っていても、ドッグランを利用できるように

一人で二頭飼っていても、ドッグランを利用できるよう
杉並区には、これまでドッグランがありませんでした。
私も以前から、犬を飼っている方から「安心して犬を遊ばせられる場所がほしい」という声をいただいていました。そうした声を受け、整備を進めてきたのが、2024年3月30日に和田堀公園・松ノ木エリアにオープンしたドッグランです。
A4B6B0EE-5A61-4321-B52F-B9568DF2D9D7約1,500㎡の広さがあり、小型犬エリアが約500㎡、中・大型犬エリアが約1,000㎡。自然の土や草地を生かし、木陰やベンチ、水飲み場なども整備されています。登録制ではありますが、無料で利用でき、多くの方に喜んでいただいています。
ドッグランができたことは、大きな一歩でした。
一方で、実際に利用が始まったからこそ、見えてきた課題もあります。
その一つが、**「一人で二頭の犬を飼っている場合、二頭ともドッグランに連れていけない」**という現在の利用ルールです。
現在は、登録・利用について「一人につき一頭」というルールになっています。そのため、一人で二頭を飼っている方が、一人で二頭を連れてドッグランを利用することはできません。
もちろん、このルールが設けられている理由は理解できます。
ドッグランでは、犬同士のトラブルを防ぎ、安全に利用してもらうことが何より大切です。一人で複数の犬を連れて入ることで、十分に管理できないケースも考えられます。
だからといって、「一人一頭」というルールをそのままにしておくのではなく、安全を確保しながら、二頭飼いの方も利用できる方法はないのかを考えていきたいと思っています。
実際、二頭の犬を飼っている方は決して珍しくありません。
東京都が2024年度に実施した犬・猫の飼育実態調査では、犬を飼っている単身世帯のうち、28.6%が二頭を飼育しているという結果も出ています。
もちろん、二頭飼いが大多数というわけではありません。しかし、一人で暮らしながら二頭の犬と生活している方も一定数いることは事実です。
また、複数の犬を飼っている方を対象とした調査では、57.1%が二頭以上の犬を一人で同時に散歩させることがあるという結果もあります。
「一人で二頭を連れて歩く」ということが、特別なことではないことも分かります。
では、どうすれば安全に利用できるでしょうか。
例えば、犬の大きさや性格、利用時間、混雑状況などに応じた利用方法を検討することも考えられます。二頭を連れて入る場合の条件を設けたり、利用者同士が安心して使える仕組みをつくったりする方法もあるかもしれません。
大切なのは、単純に「一人一頭」というルールを変えることではありません。
安全性をしっかり確保したうえで、今の利用実態に合った、より柔軟な使い方を考えること。
そのためには、実際にドッグランを利用している方の声を聞き、現場でどんなことが起きているのかを把握することが必要です。
私自身、ドッグランの整備については、声をいただき、実現するところまで取り組んできました。
でも、「できたから終わり」ではありません。
実際に使っていただく中で新たな課題が見えてきたのであれば、そこからまた改善していく。それが、地域の施設をより良いものにしていくために大切なことだと思っています。
一人で二頭の犬を飼っている方にも、安心して利用していただけるドッグランにするために。
利用者の皆さんの声を伺いながら、安全と使いやすさを両立できる方法を、区と一緒に考えていきたいと思います。
杉並のドッグランが、犬を飼っている人にとって、もっと身近で、もっと使いやすい場所になるように。
これからも、実際に利用する皆さんの声を大切にしながら、改善に取り組んでいきます。