2023.04.18
【北のお約束】公共建築物に木材活用を推進し、カーボンニュートラル実現に貢献
本日は、西荻窪駅北口からスタートしました。
私は、緑豊かな環境を次世代につないでいくために、「公共建築物に木材の利用を推進し、カーボンニュートラル実現に貢献していく」という政策をぜひとも推進していきたいと、各所でお訴えさせていただいております。
- 戦後植林された樹木が成長し建築用材として収穫できる時期を迎えている。
- しかし近年の大規模建築物は鉄筋コンクリート造や鉄骨造が主流。木材の利用が低迷。
- 木材の利用が促進され「植える→育てる→収穫する→適材適所で使う→植える」という森林リサイクルが構築されると、森が健康になり、地球温暖化防止や土砂災害の防止、水源涵養など多面的機能が持続的に発揮される。
令和3年10月1日、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、積極的な木材利用による脱酸素社会の実現への機運がより一層高まっています。
ご存じの通り、樹木は二酸化炭素を取り入れ、酸素を放出して成長(光合成)します。成長過程で多くの二酸化炭素を吸収した機能は木材になってからも炭素を固定し続けます。
また、高温多湿の日本で快適に暮らすためには湿度対策は欠かせません。部屋の湿度が高くなる時は湿気を吸収し、乾燥すると湿気を吐き出すという調整機能を木材は持っています。鉄筋や鉄骨の建築物でも内装材に木材を使っても、その効果が発揮されるのです。
さらに、教育施設の調査においても、木材利用には子供たちのストレス緩和、集中力の向上、インフルエンザやけがの抑制効果などの報告があり、木造建築物は健康にやさしい建築物でもあります。
以上のような点から、公共建築物に積極的に木材利用を推進していくことは重要な取り組みと考えています。
地球温暖化防止は喫緊の課題です。杉並区でできることを積極的に推進してまいります。